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恋愛当初、男性はテンションが高く、メールもまめに送りますが、半年ほど経つと、テンションは下がり、メールもだんだん減ってきます。最初と半年後では、天と地ほどの差があるでしょう。 なら、この差をなくすには、どうすればいいのでしょうか。 それは、何事もいっぺんに使い切らないことです。
男性には恋愛に容量があるのです。 男性の恋愛の容量をバケツの水にたとえますと、一度に使い切るのではなく、少しずつ何年もかけて水を減らすほうが、男性の恋愛感情は長く持つのです。 最初に長く持った人を大事にするのが男性です。 男性は恋愛の初期の数ヶ月の対応の仕方でその女性を一生大事にするかどうかが決まるものです。 恋愛を長く続けるには、恋愛の初期段階では男性をお腹いっぱいにさせないことです。ミステリアスで、なかなか手に入らない女性。時間がかかって、お金もかかって、苦労してやっと手に入れた女性。そんな女を男は一生大事にします。
しかし、今はそんなに苦労しなくても、恋愛を始められる時代です。その苦労しない要因が、メールなのです。毎日の連絡ツールのメール。いつでもどこでも好きなときに好きな人にメールを打つことができます。 それが、男の恋愛を熱しやすく冷めやすくさせている原因になっています。男の恋愛の容量であるバケツの水を、早い時期にこぼしているのがメールです。 昔はメールなどありませんでした。電話も、携帯電話ではなく家の固定電話で、連絡がつかないこともしばしばありました。また親と暮らしている相手だと、家族を通さなくてもならないため、電話をするのも遠慮したものです。
このように、簡単に相手と連絡がとれない状況は、恋愛に神秘性をもたらしていたのです。その神秘性は、男のバケツの水を長く保たせることに一役買っていたのです。 簡単に連絡が取れない中、周囲に一回彼女に会う。会うことで、男は喜びを増幅させたのです。普段連絡を取れない分、唯一会うことだけが楽しみでした。それが、彼女を一生大事にする原動力だったのです。 ところが、今の恋愛はどうでしょう。携帯電話のお陰で、連絡はいつでもとれます。朝昼晩、夜中だろうが、お構いなしにメールをすることができます。昨日デートしたのに、また今日からメールかよ。
ありがたみのない恋愛は、だんだんと手を抜いてくるようになります。食事において、たとえ好物でも毎日それを腹いっぱい食べていると、だんだん飽きてくるのと同じです。 恋愛の持つ神秘性は消えうせ、想像していた理想の女性も口うるさい母親と同じだとなってしまうのです。男は、「彼女だけは、他の女と違ってほしい」という願望を持っています。 男がチャレンジするに値する神秘性を、永遠に持ち続けてほしいのです。母親のように尽くす愛は、結婚してからで十分なのです。
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